歯科医ママの歯のお話

現役歯科医ママが歯とお口に関する本当の情報をお伝えしています。

舌癌って?口内炎との違い

こんにちは。

 

ここ数日、堀ちえみさんの舌癌告白で、舌癌についてニュースにとりあげられたり、口腔外科の著名な先生方が解説わしていますね。

 

去年の夏からしこりがあり、なかなか治らず、レーザー治療なども行われたそうですが、奏効せず、リウマチの薬の副作用かもしれないということで三カ月休薬したけれど、それでも治らず、むしろどんどん悪化して、ふとスマホで舌癌の写真をしらべたら自分の舌と酷似した写真が載っていて、大学病院を受診したら舌癌、リンパ節転移ありと診断されたそうですね。

 

私もこの話を聞いた時は衝撃的でした。

 

その事実はもちろんですが、同じ歯科医師として悔しくてたまりませんでした。

 

私の専門は口腔外科ですので、まさしく舌癌を診察し、治療を行なっています。

治療はけして簡単とは言えないと思います。

でも、完治する病気でもあります。どうか手術がうまくいき、その後の経過が良いことを心からお祈りします。

 

私なりに読者の皆様にお伝えできることをお伝えしたいなと思います。

 

そもそも舌癌と口内炎、どう違うのでしょうか。

舌癌とはその名の通り、癌です。命を脅かす病です。

そして口内炎は、おそらくほとんどの方が一度は経験したことがあるかとおもいます。いつのまにか治っていることも多いです。つまり、命には直接は関わらないということ。

ただ、口内炎はヒリヒリした痛みがあり、しみたりしますよね。実はこれは舌癌の初期の症状と酷似しています。

なので、実際口内炎が治らないという主訴で受診されて癌が発覚することはよくあることなのです。

 

じゃあどうしたら見分けがつくのか、ですが、口腔外科の資格を有するドクターが見れが、ある程度診断ができるかと思いますが、すくなくとも自力で判別する術はないかとおもいます。

 

ただ、唯一自分でも判別できる方法は、2週間以上痛みが続いていること。

初めは口内炎だったものが舌癌に変異することもあります。

 

舌癌も表在性のもの、内在性のものがあり、見た目だけで判断はむずかしいのですが、二週間以上痛みが持続しており、口内炎が消失していなかった場合まずは受診をすすめます。

 

それで違っていればそれでいいのですから、とにかく歯科口腔外科を受診してください。

 

そして然るべき診断を受けてください。

 

また、半年も治らない場合は、セカンドオピニオンを検討されてもいいかもしれませんね。

 

ちなみに口内炎をレーザーで焼く治療そのものは異常ではありません。すぐに良くなって不快感をなくすことができるのでとてもいいと思います。

 

どうか一人でも多くの

読者様につたわりますように。

 

 

 

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